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2020/03/20

近況報告

皆さん、ご心配かけています。
状況はさらに悪化していますが、家族みんな元気にしています!

先週の土曜日の深夜にレストランの営業停止令。

そしてその二日後には全国民に対しての外出禁止令が発令されました。

先週まで普通の生活で毎日たくさんのお客さんに来てもらっていたのに
なんだか地震のような自然の大災害にあっていきなり全てを失った感覚です。
でも家族みんな健康だし、家もあるし、そう思えばそこまででもない、
長くても夏には収束してくれるはず、とポジティブに考えるようにしています。

営業停止令が出ても、テイクアウトや小人数のケータリングは禁止されていなかったので
最悪常連さん向けにテイクアウトや幾つかのケータリングは何とかできるだろうと
思っていたのですが、今回の外出禁止令でシャトー関係の常連さんはほとんど自宅待機。
レストランの予約はもちろん、全てのケータリングもキャンセルになりました。

それでもレストランをいきなり1ヶ月もそのままにしておけないので
片付けなどをしながら、村の人からの要望があれば時々テイクアウトをしてる感じです。
仕事の理由なら証明書を携帯していれば近距離の移動は許可、
昨日からこんな小さな村でも警察があちこちにいてコントロールしています。
ちなみに不法外出の罰金は135ユーロ。昨日は1日で4000件の違反があったそう。
何だかあまりに急激な変化で夢でも見ているような気もします。

営業停止令がでてから初めての月曜日はいつもの時間に起きて
あ、今日は仕事いけないんだ…これからどうするんだ?とか布団の中でうだうだ考えてたら
夫が常連さんから何か作ってくれる?とのメッセージが来たと。
それで二人とも、何だか目が覚めて、儲けがなくても少しでも自分たちにできることがあるなら
やってみよう!と急いで支度をしてお弁当作りに。
私は日常生活で泣くことってほとんどないのですが、この時に初めて涙が出ました。
悲しいのではなくて、お客さんのありがたさや、家族のためにも頑張らないと、
といういろんな感情。
ついでに何人かの常連さんに声をかけたら何食か売れたので、とりあえず
しばらくはテイクアウトでやっていこうか、と思った矢先の外出禁止令。
もうほとんど売り上げは望めないので、完全に閉店してしまっても良いのですが
何もしてなければ好きな時間に寝て起きて、化粧もしないで一日ダラダラと
過ごしてしまうし、状況も状況なので動いていた方が気が紛れる。
少しでもこんな状況でも声をかけてくれる人がいるのなら、と
毎日数食分だけ準備しながら、半日出勤しています。
その間は子どもたちは学校からメールで送られてくる課題をし、
帰宅後家族で遅めの食事をして、今までできなかった家や庭の片付けなどを
家族で分担。息子は主に夫と庭の手入れ、娘は私と掃除、洗濯や料理など。
今まで忙しすぎてゆっくり時間をとって出来なかったことをできるのも
また良いかな、と。家に居たら居たで結構することがいっぱい!
それも従業員なら会社側が手続きをしてくれますが、事業主に対しては対応自体が
あやふやでこちらがあれこれ調べて申請しないと何もしてもらえない。
なので、何にもすることなくて暇になるかと思いきや
結構忙しい日々を過ごしています。

あと心配だった犬の散歩も証明書を持っていればOK。
息抜きにもちょうど良い。でも一人で行かないといけません。

今の所外出禁止令が出てから特に大きな変化はありません。
こうなったらどうにも動けない。現状を受け入れるのみ。
日に日に増えていく感染者数や死亡の数字。
あとは一日中マスコミが騒いでる。
キミ達、家に居なくて良いの?!と思いますが…

ラテンの人が良く言う「ケ・セラ・セラ」
なるようになるさ〜って感じなんですけど、今回はこのラテンの楽観主義が
引き起こした被害とも言っても良いと思います。
すでに年明けからコロナのニュースは出ていたし、イタリアを中心に
ヨーロッパでも確認され始めてたのにみんな全く危機感を持たずに
キスやハグをしていました。
レストランも毎日満席でこっちが人数制限した方がいいんじゃないかと
心配していたほどでした。
私はすでにお客さんとの握手やキスはしないようにしていましたが、
大丈夫だって、と無理に挨拶をしてくる人もいたし。
政府からも1週間前まではそこまで危ない状況であるという通達もなかった。
その週末に地方選挙があったので、そこまでは混乱を避けようという
試みだったのかもしれません。
そして選挙直前に、学校、レストランなどの停止令。直後に外出禁止令。
今となっては誰がどう言っても遅いですが、やはり政府の対応の遅さを
批判している人も多いです。

今回はもちろん、大きな被害を受けたのですが(特に私たちのようなサービス業の事業主)
代わりに毎日の生活やお客様のありがたみ、子ども達とヴァカンスではなく本当の意味で
一緒に過ごす時間、など一番大切なものは何か、とか色々考える時間ができました。
特にお店をオープンしてから仕事と子育てでいっぱいいっぱいでやってきてたので。

私達は最初からお客さんに恵まれて、宣伝も一度もしなくても口コミだけで
今の状況だったので、毎日お客さんが来てくれて当たり前、みたいに思っていたのかもしれません。
夫はバカ、がつくほど食材に関してこだわっていて、料理が根っから好きな人。
まずは自分のために楽しんで作ってれば、お客さんにもいいものが出せる、
そんな夫の料理を好きで食べに来てくれる沢山の常連さん達。
1週間前まではいっぱいに埋まっていた予約帳…
それが1日でこの状態になってしまったのです。
多分この状況が落ち着いてからが、経済もさらに厳しくなるはず。
そこで何をすべきなのか。

大学4年の時に阪神大震災に遭いました。
私は激震地にいて殆どの周りが崩壊しました。
その時も人生っていきなりこんな事起きるんだ、と思ったけど、
被害の無かった実家に帰れば、不自由のない生活が出来ました。
でも今回は逃げられない。お店もある。子どももいる。

今後数週間はとにかく経営は厳しいですが(もう機能しないので厳しいというレベルではないけど)
元の生活に戻ったら、さらにパワーアップしていけるはず。
肉体的には劣化していきますが。笑

なんか文が支離滅裂になっていてごめんなさい。
とりあえず今の心境です。

もうケ・セラ・セラ、じゃない。
どうにも出来なくても、進まないといけない。

今日は夫が厨房で「上を向いて歩こう」をかけてました。
今は泣きながら歩く事もできない世の中になってしまいましたが

とにかく今が一番我慢の時。
きっと大丈夫!


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