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2010/03/15

フランス地方選

昨日「地域圏議会選挙」が行われた。
いわゆる地方選だ。

今回はサルコジ大統領の右派与党・民衆運動連合(UMP)が
野党の社会党に負けるのでは?と
注目された選挙だった。
結果、UMP26.7%、社会党30%で予想通り社会党の勝利。
他の党を合わせると野党が圧勝だ。

これはサルコジ大統領に対する国民の声。
最初は人気と期待のあった新しい党と大統領でも
だんだん国民が不満に思い、支持率も下がってくる。
どこの政治も似たようなものだ。

平日の夜8時過ぎから始まる
「Les Guignolsレ・ギニョル」という番組がある。
http://www.canalplus.fr/c-humour/pid1784-c-les-guignols.html?
これは日々のニュースを人形が皮肉って
報道する政治風刺人形劇。
皮肉好きのフランス人はこの番組が大好きだ。
毎回のようにサルコジ大統領がそこに登場するので
(ブッシュ大統領も相当やられていた)
息子はこの番組を「ニコラ・サルコジ」という
タイトルだと勘違いしているようだ。
毎晩8時の教会の鐘を聞くと、彼は
「ニコラ・サルコジ始まるよ!」と
TVをつける。
もう、この点は完全にフランス人だ…
TVに出ているサルコジ大統領を見て
「この人、何する人か知ってる?」
と聞くと
「面白いこととか、失敗とかたくさんする人!
と迷わず答える。
絶対コメディアンと間違ってるし…
「ちゃんと正しい知識を息子に教えて!」
と夫に言っても
「それが事実。息子が正しい」
と夫も全然取り合う気もなく
一緒にTVを見て笑っている。

大統領をここまで風刺して笑いものにするなんて
日本では考えられない。
今の妻であるモデルで歌手のカーラ・ブルーニとの
スキャンダルがあった時も、面白おかしく
パロディにしていた。
それにこういったスキャンダルがあること自体
日本の政治では即刻「辞任」問題で
ありえない事だろう。
フランス人はそういう面では寛大というか
個人主義だから私生活はどうでもいいのだ。

今回サルコジ大統領にたたきつけられた
国民の「NON」は彼自身の政策に対する答えである。
21日に2次選があるが(どちらも過半数を超えなかったので)
恐らく与党大敗は逃れられないだろう。

日本も民主党の支持率が下がっていると聞く。
目玉政策の「子ども手当」とかも確かにもらえれば
それに越したことはないけれど、
そのお金をもっと別のことに使って
根本的な基盤や考え方から直していかないと
少子化問題は解決されないと思う。

日本にいた時の夫と同じ立場で
逆に外国人になってしまった私は参政権がないし
(税金はしっかり取られているのに!)
あまり政治に期待をしていない私達は
昨日の選挙を見ながら
「政治のなかった昔に戻ればいいのにね…」
なんて話していたけれど
それも無理な話か。
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