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2010/03/14

アナログ人種?

今朝は近くの村で朝市があったので
魚を買いに行った。
フランスではよっぽど海の近くに住んでいない限り
新鮮な魚になかなかお目にかかれない。
スーパーでの魚はまず買う気がしないし
市場で買えなかった時は、まだ冷凍のほうがマシである。

なので毎週一度はなるべく市場に行って
生の魚を買う。
やっぱり日本人だからか、魚を食べないと
なんだか身体に悪いことをしている気分になる。

今日はフランスでは高級食材の
「スズキ」が一番新鮮で美味しそうだったので
ちょっと奮発して買ってみた。
1匹25.79ユーロ。10ユーロ札を3枚出す。
「細かいお金ある?」
と魚屋のおばちゃんに聞かれたので
小銭入れを覗き、79セントも80セントもなかったので
1ユーロと9セントを渡した。
分かりやすく言えば、
2579円の買い物に3109円出したのと同じだ。
おつりは530円。暗算できる範囲だ。
しかし、おばちゃんはう~ん!と考え込み
「なんでこんなことすんのよっ
と言わんばかりに
「いらないわ」と小銭を返された。
要らないんなら細かいのあるか聞くな~!
と思ったけど、おばちゃんには難しすぎる問題だったのだ。

一般的にフランス人は暗算が苦手。
引き算、割り算などは出来ないんじゃないか、と
思うくらいだ。
おつりを渡す時も引き算ではなく
実際の値段からいくら足したら
お客さんにもらった額になるか、という考え方で
気長に1,2,3…と目の前でお金を出しながら足していく。

頭が固いのか?!と思うとそういうわけでもなく
その反面、車は皆マニュアルだし
カーナビが付いている車に乗っている人は
今まで見た事がない。
というか別に必要と思っていないようだ。
道は地図を見れば分かるし
障害者でもないのになぜオートマに
乗らないといけないのかと逆に不思議がられた。

コンビニだってないし、日祭日はパン屋と
花屋を除いてほとんどのお店が閉まる。
最近になってやっと日曜日の朝だけ開ける
スーパーが増えてきたけど
たしかにコンビニがなくても
特に不自由ではない。
日曜日は買い物が出来ないもの、という想定で
まとめて買い物をしておけばいいし
別に何かが足りなくても他の方法を考えれば
1日くらいは何とかなるものだ。

必要以外のものには
必要以上に便利さを求めないフランス人。
そして彼らにとって重要なのは
「明確な答え」ではなく
「過程」である。

会話ひとつとっても然り。
おしゃべり好きな彼らは話の結論よりも
とにかく「議論すること」に意義がある。
10年以上前に現地で受けた国家試験の際も
数学での解答欄は答えのみではなく
「なぜそのような考え方で答えを出したのか?」
というのが重要視された。
極端に言うと、たとえ答えが間違っていても
大した問題ではないのだ。

私は彼らのそういうアナログ的な考え方は
好きである。
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